スペイン・ワイン
表紙につられてスペインワインのガイドブック本を購入した。
![]() | スペイン・ワイン [ 大滝恭子 ]
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雰囲気的に内容の軽い本なのかと思っていたら、実際は凄く濃い内容。
第一部を読んでいる時はスペインの社会科の教科書かなと思うぐらいの硬い内容で、写真が沢山あって「ルビーの輝き」とかそんな軽い感想が書いてあるガイド本と訳が違う。
この内容で本が売れるわけねぇだろと失礼なことを考えながら著者を見たら、まぁ本が売れなくても大丈夫そうな人たちが情熱に任せて作ったに違いないのが分かります。
本の内容の半分も使いこなせそうにないけれど、こういう趣味本に出合うと日本語が読めて良かったと思う…
私が馬鹿舌なりに数年かけて頑張って探した好みのスペインワインのブドウ品種についても、記述があって、どーやらスペインの伝統的な部類の品種に入るGarnacha(ガルナッチャ)というものらしく、なるほど確かにラベルに書かれている…
安くてもちゃんとしたスペインワインだったのだ。

他にも、スペインのワインに何故かある金の網についても、Marques de Riscal侯爵のリオハワインの証明であることも書かれていたりして面白い。
金の網ワインって日本だと1000円台、BarcelonaのMercadonaで6€ぐらいで売られてるワインのイメージだったけれど、由緒正しいものとは知らなかった。
そういえばスペイン巡礼の本にも、リオハはワインを海外に広めるために昔から巡礼者を手厚くもてなしていると読んだことがあるので伝統的にプロモーションも上手な地域なんだろうか。
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いつかはブドウの品種みながらワイン選べるようになってみたいなぁ。